東京科学大学(東京医科歯科大学)頭頸部外科は日本で最初の、そして唯一の国立大学の頭頸部外科学講座です。全国的にみても有数の頭頸部癌患者の取り扱い数を誇り、非常に症例が豊富な科です。そのような理由から全国から難治例、希少例が多数集まっています。また、2015年からは、すべての手術症例において東京科学大学(東京医科歯科大学)のバイオバンクに検体を集積しており、研究素材の蓄えも豊富にあります。それらを用いたトランスレーショナルリサーチが粛々と進められています。また、大学の医局に所属していないがん専門病院に勤務する先生方を、社会人大学院生としてお迎えすることも行なっています。これまでこのシステムを用いて数名の先生が学位取得をされました。