TREATMENT

嚥下障害について

嚥下外来は午前中の一般外来で診察し、専門的な診察や治療が必要な患者さんに対して診察する外来です。飲み込みにくい、むせる、誤嚥する、等の症状のある方を対象に、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査等の検査を行い、精査・診断・治療方針の検討を行っております。

診療日
火曜日:14時半から17時

受診の流れ

  • 完全予約制となっております。初診の方はまず午前中の一般外来を受診していただき、一般的な耳鼻咽喉科診察、口腔・咽頭・喉頭の診察を受けていただきます。その上でさらに精査が必要な方には火曜午後の専門外来を予約させていただいています。専門外来終了後に毎回担当医全員が参加してカンファレンスを行い、治療方針等に関しての詳細な検討を重ねています。
  • 当院入院中の方に関しては主治医よりご連絡をいただいた上で診察しております。主治医にご相談ください。

スタッフ紹介

症状とおもな疾患

脳血管障害

脳梗塞、頭蓋内出血等で嚥下機能に関わる脳神経麻痺を生じると、嚥下障害・誤嚥の原因となります。 耳の奥には耳石器と三半規管というバランスを取る器官があります。耳石器に存在する耳石という小さな炭酸カルシウムの結晶が三半規管に入り込み、頭の位置を変えるときに半規管を刺激して、嚥下障害が起こると考えられています。

神経変性疾患

筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病等の変性疾患で嚥下障害が生じることがあります。

反回神経麻痺

声帯運動に関わる反回神経の麻痺や、そのほかの「のど」の感覚・運動に関連する神経のまひで、誤嚥が生じることがあります。

頭頸部腫瘍

のどや頸部の腫瘍により狭窄が生じて、嚥下障害が生じることがあります。耳鼻咽喉科専門医が、腫瘍の有無を確認するようにしています。

代表的な疾患の治療例

入院中の患者さんで嚥下のリハビリテーションの適応がある場合には、リハビリテーション科と協力して嚥下訓練を行なっていきます。
また嚥下障害に対する誤嚥防止手術や嚥下機能改善手術を行っております。

  • 嚥下内視鏡検査
  • 嚥下造影検査