私は、外科医としては耳科手術を専門とし、最先端の3D技術やホログラム・ナビゲーションシステムを活用した手術支援器具の開発に携わっています。これらの技術は、従来の手技を超える精密な手術を可能として、技術の継承や学生の教育に直結するものとなっています。また研究者としては、分子生物学や神経科学を中心にモデルマウスを用いた実験を行い、新しい治療法や新薬の開発に取り組んでいます。研究は、「bed to bench to bed」のモットーのもと、臨床から基礎研究、そして再び臨床へと知識を循環させることで実際の治療につなげることを目指しています。